純銀製クリスマスリース

 

The sparkle of snow

 

The sparkle of snow 展示例

 

 

 You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

クリスマスリースの動画です。
銀製クリスマスリースがイルミネーションのようにキラキラ輝きます。

 

  

純銀製クリスマスツリー

クリスマスツリー1

 

 

クリスマスツリー2

 

 

クリスマスツリー3

クリスマスツリー4

 

 

 

Wreath(リース)とは?

ヨーロッパや北アメリカで、古くから幸福と幸運を呼び込むと言い伝えられているのが、Wreath(リース)です。

各家庭において、ヨーロッパや北アメリカではクリスマスに限らず、シーズンに合わせてさり気なくリースを飾って楽しんでいるようです。

春には、鮮やかなイエローのミモザを束ねて、太陽の輝きを感じながら春の訪れに感謝しつつ、秋には収穫に感謝してドライアップルをつなげてリースを造り飾る習慣があるそうです。

飾る場所もドアだけでなく、階段の手すりやリビングルームの暖炉の上に、又はキッチンの食器棚やベッドルームなど、リースが自然と暮らしの中に溶け込んでいるのです。

 

Wreath(リース)の歴史

リースの歴史は古く、発祥は古代ギリシアのオリンピアと言われています。

勝者に贈った月桂樹や、オリーブで作った“輪”が“リース”であると言われています。

名誉と勝利、平和のシンボルとして頭上に飾られたのでした。

そのリースは時代と共に変化をしていくのですが、意味は“冠”です。

ナポレオンの頭を飾った月桂樹の冠も、王室の宝石をちりばめたクラウンも、リースから発展したものだと言われています。

 

Wreath(リース)の素材や特色

リースには、使用した素材や色によって、メッセージが込められています。

例えば、クリスマスリースの場合、風のふきすさぶ冬でも葉を落とさずに実をつける“柊”や“モミ”、杉などは永遠の生命を意味します。

実やリボンの赤は、人間の罪を救うために流したキリストの血の色を意味し、金は希望、紫はざんげを、白は心の清純さをそれぞれ表わしています。

ヨーロッパや北アメリカにおけるWreath(リース)の特徴は、日本でもおなじみで、よく目にする光景が冬のドアリースであるかと思います。冬のドアリースとは、香りの植物(ポインセチア)と、先のとがったエバーグリーン葉(柊)で作り、魔よけのために入り口であるドアに取りつけられたようで、お客様を歓迎するためや、道を行き交う人々の目を楽しませるといった目的はないようです。

家庭や家族の幸福と幸運を呼び込むお守りとしての要素が高く、リースの形(輪)から、永遠や不滅の輝きといった神秘的な意味をもっているのが日本と違う特徴であると考えます。一年中、ルームアクセサリーとして楽しまれたり、記念日のメモリアルをしてプレゼントしたりと、リースの人気が高いのも特徴であると思います。

 

花言葉

柊          (不滅の輝き・希望)

セイヨウヒイラギ (慎重)

ポインセチア   (祝福・豊かさ)

モミ         (気品・誠実)

 

花の豆知識

モクセイ科の常緑小高木です。高さは約3メートルあります。葉は革質で光沢があり、縁には先が鋭いとげとなった顕著な切れ込みがあります。秋には単性又は両性の白色の小花を密生、佳香を発します。材は強く、細工物にします。節分の夜に、この枝といわしの頭を門戸に挿すと悪鬼を払うといわれています。

セイヨウヒイラギ ~holly~ 〔葉のパーツ〕

モチノキ科の常緑樹(エバーグリーン)で、赤や黄色の果実と葉を観賞するほか、クリスマスの装飾に用いられます。葉が柊に似ているため、類縁関係がないにもかわらず、“セイヨウヒイラギ”と呼ばれています。

ポインセチア 〔中央の花パーツ〕

トウダイグサ科の常緑低木で、赤い苞葉と緑の葉のコントラストから、クリスマス用とされています。遥か昔に、花の形に“聖なる星”を重ねたという伝説があり、メキシコでは聖なる夜の花と呼ばれていたそうです。

モミ 〔土台のパーツ〕

マツ科の常緑針葉樹で、本州、四国、九州に自生しています。日本の特産種であり、高さは30メートル内外です。葉は線形で密生していて、初夏、雌雄花を同株に開き、円柱形緑褐色の球果を結びます。庭木やクリスマスツリーとして使用されています。

 

ポインセチア作業解説

~その1~

一枚の純銀板(厚さ約1ミリ)に、デザインをしたポインセチアの花びらを描きます。次に、ボール盤と呼ばれる機械を使用し、一枚につき約500ヶ所の穴を1枚に開けます。穴を開け終えたら、糸鋸と呼ばれる道具を使用し、穴がつながらないように透かし技術を用いてデザインをしたポインセチアの花びらを透かします。この技術は、金属表面の加飾法の一つである伝統彫金法の一種で、“透かし彫り”といわれるものであります。

 

~その2~

透かし彫りを終えたら、ポインセチアの花びらを立体的に加工する作業を行います。

その際に必要なものは主に、アテ金と呼ばれる道具と木槌、金鎚を使用します。自然な形で花びらを立体的に加工するので、熟練された技術と経験が必要になります。具体的には、鍛金技法による成形法を駆使し、造形をしていきます。一般的に金属は硬質なため、加工しにくいと思われていますが、加熱することにより、展延性、熔解性などの特性が生まれ、加工をすることが容易になるのです。純銀は、もともと展延性にすぐれた金属ですが、加熱をすることでさらに展延性が増し、自由に曲げたり、延ばしたりすることができるようになるのです。このような素材の特性を利用し、鎚で打ち延ばし、絞るなどの技術をすることで、立体的に成形することを鍛金技法といいます。

純銀を打ち鍛えると、硬くなって加工がしにくくなるので、加熱をして柔化させ、加工しやすい硬さにします。これを“焼鈍”といい、この作業は鍛金技法の工程の重要なポイントとなります。加熱をしすぎると溶けてしまうため、最適な温度は約600℃となります。実際に温度計では計れないため、職人の“経験”と長年の“勘”とを照らし合わせて焼鈍を行うのです。こういった作業を目的の形になるまで、くり返して成形をしていきます。

 

~その3~

立体的な形になったら、“銀ろう付け”と呼ばれる技術を用いて、花びらを接合させます。

銀ろうの主成分は、銀と銅と亜鉛です。“銀ろう付け”は、接合する場所によって銀ろうの配合をかえて使用します。今回使用するのは、“5分ろう”と呼ばれる銀ろう材です。

“5分ろう”の“5分”とは、銀が約5分、残りの銅と亜鉛が5分となります。

純銀の融点と、銀ろう材の融点が違うため、純銀のポインセチアの花びらが溶けないように火加減を調整しながら銀ろう材だけを溶かし、接合します。

花の“におい”の部分(雄・雌しべ)は、純銀の丸い棒の先端箇所に金メッキを施してあります。そうすることで、ポインセチアの華やかな感じを演出したいと考えて成形をしました。

 

セイヨウヒイラギ(葉)作業解説 8枚

ポインセチアの作業とほぼ同様に製作をしていきます。

一枚の純銀板(厚さ約1ミリ)に、デザインをしたセイヨウヒイラギの葉を描きます。

次に、ボール盤と呼ばれる機械を使用し、約500ヶ所の穴(一枚につき)を8枚に開けます。穴を開け終えたら、糸鋸と呼ばれる道具を使用し、穴がつながらないように透かし技術を用いて、デザインしたセイヨウヒイラギの葉を透かします。このときに、糸鋸の刃をはずしたり、取りつけたりという作業を繰り返しながら、根気よく透かし作業を進めていきます。“透かし彫り”を終えたら、セイヨウヒイラギの葉を立体的に加工する作業を行います。具体的には、鍛金技法による成形法を駆使して作業します。

純銀の素材の特性を利用し、アテ金と呼ばれる道具にあわせて鎚で打ち、延ばし、絞るなどの工程を繰り返し、そのつど、純銀(セイヨウヒイラギの葉)が硬くなって加工しにくくなったら、焼鈍をして素材を柔化させ、加工がしやすい硬さにします。

目的の形になるまでに、この作業を何十、何百と繰り返し成形をしていきます。

 

リボン作業解説

一枚の純銀板(厚さ約1ミリ)に、デザインをしたリボンを描きます。

リボンのデザインは、上川智子が特にこだわりました。リボンの両辺部分に切り込みを入れて加工し、西洋風であり、上品な質感と気品を調和させた仕上がりになるよう、工夫を凝らしました。リボンの作業も、ポインセチアやセイヨウヒイラギの葉の作業と同様に透かし彫り”技法を中心に、鍛金技法と組み合わせた高度な技術が駆使されております。

純銀の素材の特性を利用して、アテ金と呼ばれる道具にあわせて鎚で打ち、成形をしたり、“ガラ打ち”と呼ばれる鍛金技術も同時に形状にあわせて技術を使い分けながら、繰り返し加工していきます。そのつど、純銀(リボン)が硬くなって加工しにくくなったら焼鈍をして柔化させ、加工しやすい硬さにして、目的の形になるまで成形をしていきます。

最後に銀ろう付けで接合をし、リボンの形をつくります。

 

ベル作業解説

経済産業省指定伝統的工芸品である東京銀器の鍛金分野において、伝統技法(成形法)とされているヘラ絞り加工技術を駆使して、ベルの形を成形した後、挽物加工においてベルを切削し、付目方を調整します。付目方が決まると、砥ぎ磨き加工をして、ベルの表面をなめらかにします。挽物加工が終わったら、バフ研磨加工の工程になります。バフ研磨加工とは、布や麻製の円盤をバフ研磨機にセットし、高速回転させることによって研磨する加工のことをいいます。すべて手作業で行われ、ベルを平均的にまわしながら、鏡面仕上げをするといった熟練された高度な技術を必要とします。鏡面仕上げをしたベルに、純銀板を切りぬいた分銅を取りつけ接合させ、ベル本体と分銅を純金メッキ仕上げにして、ベルのパーツとしての華やかさを演出しました。

 

元のページに戻る