鍛金(手絞り)による造形
純銀 ぐい呑み 編
1 図案(デザイン画)を画く。
2 地金取りをする。材料の伸び具合を計算して寸法出しをする。
使用する材料 純銀 地金の厚さ1.2ミリ
3 地金を丸切りする。
金切り鋏を使い、地金を丸切りします。
4 焼鈍(なまし)する。
ガスバーナーで地金を焼鈍します。約600℃。
5 冷却(急冷)する。
4で焼鈍した地金を冷却します。
6 槌絞り(第一工程)
橦木槌を使用し、地金に皺がよらないように打ち込む。
加工硬化を除くため4・5の作業をする。
7 槌絞り(第二工程)
あて金を使用し、外側の底部から金槌で打ち絞る。
加工硬化を除くため4・5の作業をする。
8 槌絞り(第三工程)
目的の形になるまで絞り加工をする。
その都度加工硬化を除くため4・5の作業をする。
9 ならし(第四工程)
ならし槌を使用し、形の歪みを取り、内面が綺麗になるまで打ちならす。
10 縁を仕上げる。(第五工程)
トースカンで水平に線を引き、鑢・キサゲ等で縁を滑らかにする。
池端にして、厚みをだすこともある。
11 完成
金古美・タンパン古美・鏡面仕上げ等仕上げを行い完成となります。