オーダーメイド受注から納品までの流れ

「江戸の伝統を今に伝える逸品ですね。記念品や贈答品、シルバーウェアなどの銀食器もオーダーでお作りいただけるのですか?」

 

オーダーメイド当社に対して寄せられる多くの企業様や、小粋な金銀器のオーダーメイドプレゼントをご検討なされるお客様からのお褒めのお言葉やご依頼です。江戸末期から伝わる伝統技法を活かし、長年の貴金属製造で培った高い技術力と幅広い適応力で、大手メーカー様をはじめ海外のお客様からも幅広くオーダーメイドの受注や、コーポレートギフトの受注を受け賜っております。

 

後継者不足や熟練職人さんの高齢化が業界として深刻な問題となっている中、5年後、10年後、そして次世代の人々へ受け継がれてお客様にご安心いただけるものづくりを行える当社だからこそ、ご満足のいただける逸品をご提供することができます。まずはご相談ください。

 

オーダーメイドの制作依頼、コーポレートギフトの製作受注などお問い合わせはこちらから。

 

 

STEP 1 ご来店・ご相談

職人まず、お客さまと面談をさせていただき、貴金属加工に精通した伝統工芸一家スタッフが、お客様のご要望を親切丁寧に御伺いいたします。

 

STEP 2 打ち合わせ(お見積もり・オーダー)

応接間まず、お客さまと面談をさせていただき、予めご用意いただく資料やサンプル品、写真等を基に具体的なご予算などのお打ち合わせからお見積もりのご相談させていただきます。また、お客様のご予算に応じたオーダー品のご提案も致しております。デザインや数量、納期、お支払い方法などご納得をいただいた上、受注オーダーをいただきます。なお、銀器の修理につきましても同様、ご相談に応じ致しますのでお気軽にお問い合わせください。

 

STEP 3 造形加工

伝統工芸で用いられる専門用語として、金属に細工を施す美術工芸のことを「金工」といいます。また、金属を造形する際、一般的には大きき分けますと熔解した金属を型に注ぎ、機械的な力を加えずにそれが冷却することで特定の形状にする「鋳造」と、金属の塑性の性質を利用した「塑性加工」などの造形加工があります。
「塑性加工」には・手絞り加工・ヘラ絞り加工・圧延加工・プレス加工・など様々な加工方法があります。
製作をする金属の種類や数量、重量など予めお客様とお打ち合わせをしたオーダー内容を基に製作をいたします。

 

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Q:鍛金(打物・手絞り加工)とは?

オーダーメイドSTEP3:鍛造A:金属を叩いて板状に延ばし、器物を造る金工の伝統技法のことです。打物(うちもの)・鍛金(たんきん)とも言います。

 

Q:どのような伝統的な加工方法がありますか?

order_step3_kako_tyonanA:金属板の伝統的な加工方法には、金鎚や木槌を使用する鎚鉸り加工や絞込み加工といった造形加工や、鏨を使用する彫金加工、また、糸鋸を使用して切り透かしたりする透かし彫り技法等があります。因みに、東京銀器の『鎚絞り加工』や『絞込み加工』また、彫金による『象嵌の技法』や『肉出し彫り』の技法や技術が確立された年代は1733年(享保18年)と記載されています。(伝統的工芸品 東京銀器 研修テキスト 平成22年度 東京金銀器工業協同組合発行物参照)

 

Q:鍛金と彫金とは違うのですか?

order_step3 加工A:はい。違います。伝統工芸の金工では、松ヤニ、油、地の粉を調合したものを用い、たがねによって彫技を施すことを彫金といいます。おもに、加飾(かしょく)といって打ちたがねで表面に模様を打ち出したり、切りたがねで表面を彫ったりして「飾りを表面へ加える技法」のことを言います。

 

Q:どのような道具を使用するのですか?

order_step3_douguA:設備としては、焼鈍設備、ガスバーナー、あて台(けやき台)、あて金、定盤等を使用します。工具としては、金鎚、木槌、鏨などを使用します。

 

Q:ヘラ絞り加工とは?

order_step3_herasiboriA:型と金属板とを動力のヘラ絞り機にセットして回転させ、鉄のヘラ棒を用いて職人が匠の技により金属板をしごきながら型に密着させて成形する技法のことです。

  • 型をつくる
    • つくるものによって木型・樹脂型・鉄型と作り分けます。
  • 成形する
    • ヘラ棒を使用し、型に合わせて成形します。焼鈍と成形を繰り返します。
  • 仕上げ
    • 最終的に形状によって高さをつめたり内巻き・外巻き加工をします。

機械や手絞り加工だけでは、加工しきれない細かい調整を、職人が匠の技により加工します。

 

Q:どんなものがつくられていますか?

order_step3_tukaiwakeA:機械の大きさにもよりますが、大きいものはアメリカ航空宇宙局で打ち上げられているロケットの部品から新幹線の部品、美術工芸品など、色々なものがつくられています。

 

Q:日本ではいつ頃からヘラ絞り機械が使用されたのですか?

A:西洋では百数十年前より行われており、最も古い塑性加工法の一つと言われています。日本では大正時代後期から、効率的に製造が出来るように動力機械が金工分野で普及したといわれています。鍛金分野ではヘラ絞り加工の導入で、材質や製品の形状にあわせ種々の加工技術を使い分ける時代になりました。

 

 

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製作事例:純銀 竹型ぐい呑み 編

order_jirei_1① 図案(デザイン画)を画く。 事例②② 地金取りをする。材料の伸び具合を計算して寸法出しをする。
使用する材料 純銀 地金の厚さ1.2ミリ
order_jirei_3③ 地金を丸切りする。金切り鋏を使い、地金を丸切りします。
order_jirei_6④ 槌絞り(第一工程)
橦木槌を使用し、地金にしわがよらないように打ち込む。
事例_5〜6⑤ 焼鈍(なまし)する。
ガスバーナーで地金を焼鈍します。約600℃。
⑥ 冷却(急冷)する。
事例-⑦(新)⑦ 鎚絞り(第二工程)
あて金を使用し、外側の底部から金槌で打ち絞る。
加工硬化を除くため⑤〜⑥の作業をする。
事例⑧ 焼きなまし⑧ 焼鈍(なまし)する。(冷却(急冷)する。)
ガスバーナーで地金を焼鈍します。約600℃。
事例⑨-ならし⑨ ならし(第三工程)
ならし鎚を使用し、形の歪みを取り、内面が綺麗になるまで打ちならす。
order_jirei_10⑩ 縁を仕上げる。(第四工程)
トースカンで水平に線を引き、鑢・キサゲ等で縁を滑らかにする。
事例⑪-加飾⑪ 加飾(第五工程)
金鎚や鏨を使用し、模様を打つ。
order_jirei_12⑫ 完成
金古美・タンパン古美・鏡面仕上げ等仕上げを行い完成となります。
 

STEP4 切削加工

order_step4_sessakukako切削加工とは、最終的な製品の形状に近づけていく工程です。
具体的には、金属材を削り不要な部分を除去したり、指定重量や指定寸法へ最終的に近づけていくための重要な工程になります。
切削加工には、鋸(のこ)・金切り鋏・きさげなどの道具を使用し、手作業にて切削する技法や旋盤・フライス盤・ドリル・グラインダー・切断機などの機械加工による切削方法など、製品の形状や種類、数量によって様々あります。
また、伝統工芸(金工)で用いられる切削・研削加工としては、「挽物加工」(ひきものかこう)と呼ばれる金属切削加工専用のろくろ機に木型を入れ、金属をバイト(オランダbeite)と呼ばれる刃物で切削加工したり、砥石を使用して砥ぎ磨きをする加工するといった日本独自の切削加工方法があります。

Q:使用する木型の素材には、どんなものがありますか?

order_step4_mokuzaiA:エゴの木・山桜・樫の木・椿など加工する器物によって色々と使い分けをしています。

 

Q:バイト(刃物)は何種類くらいありますか?

A:つくる物(形状)によって種類も使い分けるので、かなりたくさんの種類が必要となりますが、およそ50種類あります。

  • 木型をつくる
    • つくる形状によって木型をつくり分けます。
  • バイト(刃物)をつくる
    • 切削する形状にあわせてバイトをつくります。
  • 切削する
    • つくりたい品物を木型に入れてろくろ機にセットをし手作業にて切削します。
  • 砥ぎ磨き加工
    • 表面を滑らかにするために砥石等を使用し、砥ぎ磨き加工をします。

 

STEP6 研削加工

研削加工とは、金属を研磨加工する工程です。
具体的には、金属材の表面を軽く削り非常に滑らかな表面へ仕上げていくための大変重要な工程になります。
研削加工には、やすり、砥石、ヘラ棒、グラインダー、バフ研磨機などを使用して研削する技法や、CNC制御機などの工作機械加工による高度な精密切削加工法など、製品の形状や種類、数量によって様々あります。

 

Q:やすりがけ加工とは?

やすりがけ

A:やすりがけ加工とは、やすりを使い手作業にて研磨や切断を行う加工技法です。現在でも機械加工だけでは調整しきれない箇所をやすりで微妙な調整を行うことができ、それが技能の証明ともいわれております。

 

Q:バフ研磨加工とは?

order_step6_パフ研磨作業

A:布・麻製の円盤をバフ研磨機にセットして高速回転させ、手作業にて研磨する加工のことを言います。

 

Q:どんなときにバフ研磨をするのですか?

A:研磨する面に光沢が出るようにするため、手作業にてバフ研磨をします。特にメッキの下地研磨や金・銀・プラチナ・ホワイトゴールド等の表面研磨などで用いています。

Q:どんなものをバフ研磨するのですか?

order_step6_パフ研磨を行う職人A:一般的には車やバイク等のステンレス製マフラー・鉄製パイプ等がありますが、弊社では貴金属製の美術工芸品・純金の仏像の台座・ジュエリー・宝飾品といったものを材質や形状別にホイールの種類を変えながら加工しています。

  • 下磨きをする
    • 品物の材質別に合わせてバフホイールをセットし、手作業で研磨をします。
  • 研磨をする
    • 品物の大きさ別に合わせてバフホイールをセットし、手作業で研磨をします。
  • 完成品
    • 仕上げ布と呼ばれているホイールを使用し、鏡面仕上げにします。

 

STEP7 彫金加工

order_step7_彫金

「和彫り」、「洋彫り」。お好みの柄に合わせた技法を用い、オーダーメイドにて彫金加工することができます。個性豊かな紋章を彫金することで新たな魅力へと生まれ変わります。

 

STEP8 仕上げ加工

一般的な金属加工の仕上げ方法には、金属の腐食を防ぎ、見た目を改善させる理由から、表面処理として電気鍍金加工が行われています。金、銀、ニッケル、クロムといった金属素材などの薄い膜を金属材表面に形成します。
また、伝統工芸(金工)で用いられる仕上げ加工には、鏡面加工仕上げや艶消し(梨地)仕上げ、金古美仕上げ、小豆色に仕上げるタンパン古美仕上げなどがあります。素材の特徴を活かし、表面を仕上げることによって優雅で趣のある作風が表現されます。

order_step8_サンプル

 

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STEP9 メンテナンス・アフターサービス・修理

銀製品をご使用後には、重曹を柔らかい布に適量付けて本体を水洗いして下さい。水洗いが終わりましたら柔らかい布で乾拭きし、水分を拭き取ります。鏡面加工の銀製品は特に作品に指紋がつきますと、指紋には油分等が含まれていますので、指紋が目立ちやすくなります。銀製品の鏡面部分は、ご使用後こまめに乾拭きすることで自然な艶を保つことが出来ます。また、中長期ご使用にならない場合には、ご家庭用の食品用ラップフィルム等で空気中の硫黄成分と銀製品が化学反応が起きないよう包んでいただき、直射日光や高温多湿を避けた場所にて保管をしていただきますと硫化を防止することができます。本作品につきましては、作り手が責任を持って打ち直しをしたり、修理をするといったアフターサービスを実施しております。お気軽にお問い合わせください。

STEP9:銀製の磨き直し

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STEP10 ご納品

形になった製品の最終検証をします。
調整・修正を終えた後、完成したオーダーの品を納めさせて頂きます。

 

オーダー逸品の例です

step10_01_銀製砂流紋打出湯沸上川宗達 作
金古美仕上げ 銀製砂流紋打出湯沸
step10_02_一尺盃画像上川宗照 作
銀製 一尺盃

 

order_step10_sp03_ring上川宗達 作
プラチナ製 ダイヤエンゲージリング
step10_04_乾杯用コップ上川宗光 作
銀製乾杯用コップ

 

step10_05_純銀製クリスマスツリー伝統工芸一家 作
純銀製クリスマスツリー
step10_06_銀製優勝カップ上川宗照 作
銀製 優勝カップ

 

step10_07_ 銀製デザインペアリング上川宗伯 作
銀製デザインペアリング
step10_08_ 純銀製ゴザ目打ちペアリング上川宗伯 作
純銀製ゴザ目打ちペアリング

 

step10_09_ 純銀製 竹型ぐいのみ上川宗照 作
純銀製 竹型ぐいのみ
step10_10_純金コップの異素材コラボ上川宗照 作
お持込みいただいた磁器カップと純金コップの異素材コラボレーション

 

step10_11_ 18金製江戸文字パヴェ留めストラップ上川宗智 作
18金製江戸文字パヴェ留めストラップ
step10_12_信楽焼と純銀の異素材盃上川宗照 作
陶器信楽焼と純銀の異素材コラボレーション盃

 

step10_13_ 純銀製江戸文字根付 ルビー入り上川宗智 作
純銀製江戸文字根付 ルビー入り
step10_14_ 黒檀製銀細工夫婦はし上川宗照 作
黒檀製銀細工夫婦はし

 

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お問合せ・ご相談は お気軽にどうぞ

電話番号は
03-5687-5585

 

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